先週、碑文谷の家(東京都 戸建て改修)を訪れました。再建築不可物件を改修してつくった戸建て賃貸住宅ですが、ちょうど入居者が代わるタイミングで、リクエストがあったのでオーナーさんに来てもらって、小さな見学会を行いました。
見学会は東京建築士会の環境委員会委員の有志向けに開催。10時半からの1時間ほどでしたが、少人数で充実した時間になったと思います。設計内容をはじめ、物件探しからの経緯や入居者のことなど、活発に質問や意見が交わされました。
ちなみに、室内はキレイに使われていて入居者の入れ替わりの際の工事はせず、クリーニングのみ実施とのことでした。もう少し時間が経てば、壁や天井に貼っているルナファーザー(塗装/左官用壁紙)に塗装などで更新する予定です。少し遠くへ移住された前入居者の忘れ物を見て、次の入居者が来週からどんな風に暮らしていくのか、楽しみになりました。
私の住み心地|知事公館前の家(北海道 マンション改修)
仕事の関係で広い空間が必要だったので中古マンションを購入しリフォームを依頼しました。
要望はとにかく居間を広くすることと、眺めのよい西向きの窓を生かすためにキッチンの壁を取り除くことの2点でした。現地を初めて見ていただいた時、即座に台所を含めた水回りの配置の変更の提案がありました。その大胆さに驚きましたが、実際に生活してみるとその使い勝手の良さに大変満足しています。特にサニタリーの位置が寝室とキッチンの動線上にあり、収納も多いので、家事が効率的になりました。
仕事を持つ女性にとって朝は洗面、朝食準備、お弁当作り、化粧、更衣など、非常に慌ただしい時間です。それらが短い動線でスムーズに行うことができます。また洗濯をしてから外干しし、取り込んだ後、洗面周りのカウンターでアイロンがけや仕分けを行い収納、という一連の作業も全て短い動線で行うことができ、スムーズです。転居してからキッチンに立つことやお洗濯をすることが以前より好きになり、片づけ上手になりました。どの部屋も2面から光が入るので明るく開放的で風通しもよく、マンションとは思えない住み心地です。
4/15 雨
午前中、鶴瀬の家(埼玉県 マンション改修)の現場監理です。9時に現場へ。現場は大工さんが木枠を取り付け中で、窓の額縁や建具枠が取り付けられています。ひととおり現場を確認してから、監督の渡邊さん(友伸建設)と家具図や天井伏図を元に打合せを行いました。10時には建て主さんが合流し、設計内容や引き渡し時期の確認など。逆梁を利用してつくる小上がりは、テープで鴨居の高さを再現して確認しました。12時頃終了。
4/26 雨
午後から鶴瀬の家の現場監理です。前回の監理に引き続き、あいにくの雨。現場は木枠が取り付けられ、石膏ボード貼りが終わりました。きっちり整理整頓された現場で、監督の渡邊さんと仕上げ工事に向けての打合せを行いました。
4/22 くもり
午前中、座間の家(神奈川県 戸建て住宅 新築)の打合せで小田原駅へ。営業の和田さんに迎えに来てもらい、工事を依頼する瀬戸建設さんへ移動。はじめに工事契約を結んでから、基本設計案の打合せを行いました。住宅ローンの都合上仕方ないのですが、この段階で、工事契約を結ぶのはどうも不思議な感覚に毎回なります。
後半の打合せは基本設計案をの提案です。建て主さんには喜んでもらえ、こちらもホッとしました。今後、この案をベースに詳しい検討を進めていきます。
ごも日記のカテゴリーに「私の住み心地」を追加したので、折をみて、これまでにいただいた暮らしの感想を紹介していこうと思います。
私の住み心地|千代ヶ丘の家(神奈川県 戸建て住宅 改修)
両親の紹介で取得した築30年の中古住宅です。希望以上の素敵な住まいに仕上げて頂きました。暗かった室内は明るい日差しが届く広々とした空間になり、木の香りに包まれながら子どもも気持ち良さそうに走り回っています。風呂場も羽目板天井とガラス壁にしたことで旅館の温泉に入っているような特別感があります。また、車好きな我々家族のワガママから、家屋の一部を減築して2台分の駐車スペースを確保したことも大きな決断でしたが、住まいが狭くなった事を全く感じさせないほど居住空間が充分確保できていたことも驚きでした。これから無垢床や柱が味わい深く変化していく事を想像すると、それもまた楽しみです。