6年前に私たちが高津の家に引っ越してきてから、お隣さんとして親しくお付き合いしていたご家族が、昨年の秋にお引っ越しされました。ご家族で営まれていた中華料理屋さんでは、ラーメンやチャーハンを家族でいただいた時間もよい思い出です。
年が明けてから解体がはじまり、建物も庭木もなくなり、いまはすっかり更地になりました。ここを通る方が、お店がなくなったことに驚かれている様子を何度か見かけます。40年以上続いた赤い看板が、この街の風景の一部だったことをあらためて感じます。

少し寂しさもあるなかで、今年も春がやってきました。庭ではツツジやハナミズキが花を咲かせ、アプローチの奥ではツバキが例年になく、よく咲いています。景色は変わっても、季節は変わらず巡っているように感じます。

隣地には集合住宅が建つ予定で、秋から工事が始まるそうです。これからまた少しずつ、風景も暮らしも変わっていきそうです。
高津の家がTECRURE MAGに掲載されました。どうぞご覧ください。


11/15 雨のち曇り
神奈川建築コンクールの授賞式で、神奈川県民ホール(横浜市)に友伸建設の五味社長と行ってきました。近くにある横浜中華街で昼食をとってから会場へ。住宅部門、一般建築部門とそれぞれ建築主、設計者、施工者の3者が表彰され流のですが、高津の家は優秀賞、住宅金融支援機構賞を頂きました。かっちりした授賞式で緊張感もありましたが、めったにない機会でいい思い出になりました。




高津の家が第64回神奈川県建築コンクールで優秀賞、住宅金融支援機構賞を受賞しました。
詳しくは神奈川建築コンクールのウェブサイトを見ていただきたいですが、高津の家は空間とともに設計の取り組み方も評価いただいたようです。自宅に限らず、弊室の設計はなるべくシンプルな手法で、おおらかで居心地のよい住宅を設計したいと考えています。この姿勢を伝えられ、評価されたのは嬉しく思います。
一方で、現地審査がコロナ禍の第7波でオンライン審査になったのは少し残念でした。素材や空間の雰囲気など体感してもらいたかった、というのが正直なところです。早くコロナ禍が納まることを願うばかりです。
関係者のみなさま、ありがとうございました。
神奈川建築コンクール
高津の家(後藤組設計室プロジェクトページ)



これまでに手がけたプロジェクトの中でメンテナンスに役立ちそうな情報を「私の住みこなし」と題して、不定期でアップしようと思います。今回は高津の家の外壁についてです。
後藤組設計室では基本的に外部に羽目板を貼る場合、軒を出し、保護塗料を施して、日射や風雨からの傷みをなるべく抑えるよう配慮しています。高津の家では、敷地面積が限られたため、軒が出せない外壁はガルバリウム鋼板波板貼りとし、中庭や玄関周りは軒をつくって杉羽目板貼りとしました。

施工後2年が経ちました。北向きで直射光がさす時間は限られているため、色の変化は穏やかですが、下の写真のように外壁と手摺の取合い箇所は雨水をはじくため、色がくすんでいます。今回、メンテナンスでこの汚れを落としてみました。


はじめにアルコールスプレーをかけてから拭いてみましたが、それほど効果はありませんでした。次にアルコールが乾燥してからやすりがけ。家にあった#40と#120でザザッと行いましたが、すぐにキレイな木部が露出しました。

翌日、ガルバリウムの外壁をテープで養生してから、保護塗料(キシラデコールやすらぎ)を塗りました。その翌日も再塗装。2月で気温も低いので、2日に分けて塗りましたが、気温が高ければ同じ日に塗れそうです。


と、3日に分けてそれぞれ10-15分くらい。わりと短時間でメンテナンスできました。
下は同じく2年が経過した玄関周り。同じく杉羽目板貼りです。こちらは特に気になる汚れはなかったので、何も塗りませんでした。
