国立の家 見積り依頼と43条第1項ただし書

2018.11.6

9月からスタートした国立の家は、基本設計がまとまり、先日、工務店に特命で見積りを依頼しました。通常は実施設計後に依頼することが多いのですが、建築審査会に提出する申請書類で建築計画を提出する必要があり、コストを含め、早めに計画を決めておく必要があるためです。今月下旬には見積りアップの予定です。

その期間を利用して、建築審査会に必要な申請書類の準備を行います。今回の敷地は旗竿型なのですが、建築基準法条で定める道路には接していません。いわゆる「43条第1項ただし書」の通路です。許可を受けてこの敷地での建築行為を認めてもらう必要があり、市役所との事前相談を行っています。麦焼処 麦踏の時は市街化調整区域での用途変更ということで開発審査会を通しましたが、こちらは建築審査会。偶然かは分かりませんが、こうした手続きを行うプロジェクトが続いています。

これは1/50の断面模型。上下階とも南庭へ開かれたシンプルな構成です。

Category: 国立の家

落日荘 見学会+セミナーに参加しました。

2018.10.28

10/28 晴れ

東京建築士会・環境委員会主催の落日荘の見学会+セミナーにスタッフとして参加してきました。

茨城県は石岡を目指して、8時半に二子新地を出発。北千住で乗り換えて、JR常磐線の羽鳥駅に着いたのは11時過ぎ。駅前で集合してから、タクシーで現地へ向かいました。参加者は60人くらいでしょうか。現地到着後、岩崎駿介さんにご挨拶をしてから見学させてもらいました。

落日荘は岩崎さん夫妻でつくられた終の住処です。敷地選びからはじめて、セルフビルドで20年の歳月をかけてご夫妻でここまでつくりあげました。西にある足尾山、筑波山、加波山に向かっての配置計画(門を中心にして離れ(写真左)、母屋(写真右)です。足尾山に向かう軸線やコの字の配置計画は、寺院や美術館にも通ずるシンプルな普遍性があると思いました。


居間。写真右側の掃き出し窓から、足尾山が眺められます。
窓周りは居間のレベルから1段下がって、木製サッシが取り付けられています。手前には障子がり、温熱負荷を軽減しつつ、40cmほどの植物のバッファー空間にもなります。


台所から食堂の眺め。居間より一段上がって、連続して繋がっています。


階段室。コンクリートをハツってつくった中にある階段。室内床は外部と同レベル。


2Fは展示スペースが広がっていますその脇にある本棚の並ぶ回廊。奥が居間や食堂の吹き抜けです。

12時半頃から離れで岩崎さんによるセミナー。岩崎夫妻のここに至るまでの経緯を振り返りつつ、日本や世界各地で見てきた社会に対する考え方を話されました。いい建築を創るには思想が必要、と言われていたのが印象的でした。


14時頃から再び見学。岩崎さんを囲む見学者たち。


こちらがセルフビルドを支える作業場。自分で手を動かしながらその都度、その場で1/1で考えることで空間の密度が高まっていったのでは、と思います。

15時過ぎから8つのテーマについて、グループ別のワークショップを行いました。天気がよかったので中庭で。私も1つのグループでファシリテーターを務め、『建築の未来』について議論しました。


発表後、岩崎さんによるコメントをいただいて、見学会+セミナーは終了。
落日荘、あらかじめ聴いていた通りの素晴らしい建築でした。おおらかな建築でありながら、岩崎夫妻の強い意思もひしひしと感じました。


夕日が沈みます。17時40分頃、往路と同じようにタクシーに乗車して解散です。

その日は水戸駅近くのホテルレイクビュー水戸の和室に宿泊。子連れにはちょうどよいホテルでした。娘は部屋の中でグルグルと楽しそうに小走りしていました。


翌、日曜日もよく晴れたので、偕楽園まで歩いていきました。


好文邸を見学。3年前に来て以来。今回は妻と娘も一緒です。やはり見応えあります。


うづくりの縁側。掃除は大変かもしれませんが、歩いていて、気持ちがよいです。


西塗り縁。


2Fの楽寿楼。
少し前に、ブログを見た方から好文亭の写真を出版物に使わせ欲しいと連絡を頂きました。公園事務局にも許可が取れたそうなので私も快諾。年内に出版されるそうです

さて、バスで水戸駅へ移動してから、勝田駅を経由してひたち海浜公園へ向かいました。妻のリクエストで、見頃を迎えたコキアを観に行くことに。月曜日なのにバスは満席。外国から来られた方が多い印象です。


ひたち海浜公園のエントランスゲート。ここから目的のコキアまでは歩いて20分くらい。かなり広いです。


娘はレトロなベビーカーで移動。駅弁を広げて、ベンチで昼食です。


手前がコスモス。奥がコキアです。


10月末でしたがよく晴れてなかなかの暑さでした。14時前に園出発のバスに乗り、14時半頃の特急で東京へ。娘もすっかり疲れようで、爆睡でした。18時前に二子新地に戻りました。

Category: そのた

麦焼処 麦踏 住まいのリフォームコンクールの表彰式に行ってきました。

2018.10.22

10/22 晴れ

午前中、国分寺駅前で国立の家の打合せを行って、午後から住まいのリフォームコンクールの表彰式と発表会に参加してきました。昼食後、パン職人の宮下さんと四ッ谷の喫茶店で合流してから、会場の主婦会館へ。瀬戸建設の瀬戸さんとは会場で合流です。

13時半から授賞式、14時45分から特別賞受賞者の発表会でした。私たちの手掛けた麦焼処 麦踏は、空き家の活用や日本家屋のよさを残したデザイン以外にも、地域住民を巻き込んだワークショップや建築学生の実務実践の場になったことなども受賞の要因だったそうです。


公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター 理事長賞。
パン職人の宮下さん(左)、瀬戸建設の瀬戸さん(右)と。トロフィーはお店に飾ってもらいます。


プロジェクトの概要発表。発表後、会場からの質問で、偶然、実際に麦踏に行かれたという前置きがあった上で「日本家屋のよさを残した非常に優れたリノベーション。どういう経緯で誰がこれを作ったのか気になっていた」という嬉しいコメントを頂きました。実はこの質問をされた方は各務さんという建築家で、独立して以来使い込んできた『驚異のリフォーム・リノベーション術』(エクスナレッジ 2012年)の著者でした。まさかこんな形でお会い出来るとは。。。非常に嬉しいサプライズでした。

さて、今回の全474件の中から最優秀賞(国土交通大臣賞)に選ばれた住宅は、私が京都大学/大学院にいた時の髙田研究室の先輩、加茂さんの自邸でした。クライアント兼設計者として、エムズ建築設計さんと一緒に取り組んだマンションリフォームです。マンションでありながらも、共用通路に面した土間空間を設えて開放的にする一方で、上げ下げ障子でプライバシーを保ったり、将来の介護が必要になったときの動線計画などもしっかり練られていました。同時受賞が分かった時は驚きました。

発表後は懇親会。受賞者や審査員、事務局の方々と楽しい時を過ごしました。

表彰式の様子が載っています 第35回 住まいのリフォームコンクール

後藤組設計室プロジェクトページ 麦焼処 麦踏

食べログサイト 麦焼処 麦踏

神楽坂の家 引渡しとオープンハウス

2018.10.21

10/20 晴れ

神楽坂の家の引渡し。8時半、現地到着です。

琉球畳が入り、既存の障子も張り替えられました。分かりづらいですが、
写真左の窓にはハニカムスクリーンが設置されています。


先日のチェック項目の確認を行い、9時から引渡しとなりました。
すでに取り扱い説明は終わっているので、それほど時間はかかりませんでした。

そのまま施主塗装。マスキングテープで養生をして、床全体にやすりがけを行ってから
オスモのフロアクリアラピッドを塗装。壁際や家具と床との取り合いは、
刷毛で行い、床面は専用の平刷毛で行いました。


ちょうど引渡しの挨拶に来られた友伸建設の社長さんも少し参加。

1度目の塗装後、下階に住まわれている親御さんに昼食をご馳走になりした。
乾き具合を見てから、二子新地に戻りました。

10/21 秋晴れ

9時、神楽坂の家に到着。床がいい感じで仕上がっていて、
養生も剥がされています。聞けば、昨日私が帰った後、
結構時間をかけて2度目の床塗装をされたとのことでした。

オープンハウスの開始まで時間があったので、室内写真や記念写真の撮影。
10時からのオープンハウスは盛況でした。


クライアントの他、友人、設計仲間、建築士会の知人やお施主さんのご家族など
20人くらいだったでしょうか。


秋晴れで、ビルの間からスカイツリーがクッキリ見えたのもラッキーでした。

14時に終了。施主夫妻にお礼を言って、二子新地に戻りました。

Category: 神楽坂の家

神楽坂の家 現場監理⑥

2018.10.16

10/13 くもり

13時から神楽坂の家の現場監理です。少し早く着いて、
監督の高橋さんとひととおり見て回りました。すでに床の養生が外れていて、
キッチン工事、機器の取り付けや塗装を残してだいぶ仕上がってきました。

少しして施主夫妻が到着。造作・家具工事の開き勝手などを確認です。
吊り戸棚の納まりで気になるころがあり、手直しを依頼しました。

14時過ぎに終了。施主夫妻とタクシーで神保町の平安工房さんへ。
ダイニング家具の打合せを店長の外村さんと行いました。


ダイニングテーブルはラウンド型。高さ69cm、直径1.1mのナラのテーブルとすることに。


ダイニングチェアは夫婦でそれぞれ別々のものをひとまず1脚ずつ注文。
今後住みながら1脚ずつ増やしていくそうです。写真は貼地の検討です。16時頃終了。

10/16 晴れ

9時から神楽坂の家の施主検査です。養生が外れて設備屋さんが器具付けを行っています。


写真左側、照明などの段ボールが置かれている箇所には琉球畳が入ります。

施主夫妻、監督の高橋さんともお揃いですぐにさっそく施主検査スタート。
4人で一周して見て回り、未施工部分や気になる箇所をチェックリストに書いていきます。


10時からは部屋の中央にあるキッチンの取り扱い説明。担当の東島さんが来て
レンジフードや食洗機の使い方、ステンレス天板の手入れの仕方を夫妻に丁寧に説明されてました。

家具のことなどを話して、11時頃解散となりました。

Category: 神楽坂の家
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