立川の家 建築審査会の通過と軸組模型

2019.1.22

年末に提出した立川の家(※)の43条2項2号の許可申請ですが、先週開かれた建築審査会を無事通ったそうです。この後は建築確認申請が待っていますが、ひとまずよかったです。
※「国立の家」というプロジェクト名で掲載していましたが、「立川の家」に変更しました。駅名ではなく住所の表記に変えたためです。

少し余談ですが、この43条2項2号の許可申請は自治体によって規則が違うそうです。先日調べたところ、都内の某区では建ぺい率や階数なども、都市計画で定められたものよりもかなり厳しめに設定され、新たに敷地境界からの離れも追加されていました。土地購入時にはそうした条件も把握しとかないとマズそうです。立川市の場合、申請資料の作成はそれなりに骨が折れますが、建築条件は都市計画で定められた通りでした。


これは立川の家の1/50の軸組模型。軸組模型は検討のため、プロジェクト毎に作るようにしています。春の着工へ向けて、設計の密度を詰めるべく細部を検討中です。

Category: 立川の家

現場で学ぶ 東京の土壁の家 連続見学会⑥〜⑧+完成見学会

2019.1.13

現場で学ぶ『 東京の土壁の家』連続見学会の続きです。

10/5 第六回 土佐漆喰金ゴテ仕上げを学ぶ


荒壁塗りです。内外とも柱があらわしの真壁仕上げです。土佐漆喰、塗り立ては黄みがかっていますが、ここから徐々に白くなっていきます。実際、七回目以降の見学会でそうなっていくのを見ました。

11/9 第七回 本襖の紙張りと木摺り漆喰塗りを学ぶ


襖(ふすま)の下張り(ベタ張り)の工程です。今回は四篇貼り。齋藤商店の齊藤さん親子です。


室内壁の漆喰塗り。尺トンボを打ち込んでいるのは、加藤左官の加藤さん。


琉球畳の説明です。大分県は国東(くにさき)半島で作られているカヤツリグサで作られている本物の琉球畳だそうです。こちらは加藤畳店の加藤さん。

足場が外れ、外観があらわになりました。深い出の軒が建物を守ります。むくりもあります。


戸袋と焼き杉板。戸袋は押し縁を外せば、鏡板が外れてメンテナンスできるそうです。


焼き杉板の外壁。

11/30 第八回 木製建具の納まりと琉球畳の制作を学ぶ

風邪をひいてしまい、残念ながら欠席です。

12/20 完成見学会

1日かけて完成見学会が行われました。見学会は全部で3回に分けて行われました。


1F居間です。両袖に引き込みの木製建具は障子、ガラス戸、網戸、雨戸から成ります。


2F小屋組。新防火地域のため、野地板、面戸とも必要な厚みを確保して防火性能を確保しています。


2Fの土壁。一概に土壁と言っても、材料の調合や塗り方で大きく変わります。ここは、パーライトが多め、藁苆(わらすさ)で黄みがかっていました。いい感じでした。


くるり。引戸の錠です。かわいいです。

「東京の土壁の家」連続見学会を通して、膨大な知識や経験を丁寧かつ謙虚にお話される高橋昌巳さんの姿勢には、おおいに刺激を受け、毎回背筋がぴんと伸びました。出来上がった建築はもちろんですが、まずは実践と繰り返し言われていたのも印象的でした。

なお、見学会はこれで終わりですが、今後も東京建築士会 環境委員会では気候風土WG(高橋さんが座長です)活動を続けていきますので、興味のある方はお声がけ下さい。

麦焼処 麦踏が婦人画報に掲載されました。

2019.1.8

片浦のパン屋さんこと「麦焼処 麦踏」が婦人画報2019年2月号「街パンと里パン」に掲載されました。6ページと大きめに取り上げられています。

また、麦踏さんは1/11(金)でオープン一周年を迎えます。当日は記念イベントも行われるとのことですので、気になっている方、詳しくは麦踏さんの公式FBページからご確認ください。https://www.facebook.com/mugiyakidokoro.mugifumi/

宮崎台の家 現地調査

2019.1.4

年末に新規のマンション改修設計のため、現地調査にいってきました。
東急田園都市線の宮崎台駅(事務所のある二子新地駅から7分)からほど近くにある階段室型の鉄筋コンクリート造のマンションです。築年数が経っているため、室内は竣工図とは違って、リフォームされています。室内には冬至の柔らかい日差しが差し込み、南北の通風もいい感じでした。先日お会いしたクライアント家族のことや新たな機能をどう整理していくかなど、ぼんやり考えながら、1時間くらい現場を見て回りました。

 

Category: 宮崎台の家

現場で学ぶ 東京の土壁の家 連続見学会②〜⑤

2018.12.26

東京の土壁の家 見学会(東京建築士会主催)について、春の投稿からすっかり間が空いてしまいましたが、先週12/21の完成見学会をもって無事終了しました。私はスタッフとして運営側で参加しました。各回とも3時間弱みっちり、設計監理の高橋昌巳さん(シティ環境建築設計)、各職方さんによる見学会+講義で、非常に濃密なものでした。せっかくなので、自分なりに印象的だった写真をアップしておきます。細部が多めですがご容赦ください。まずは夏場までです。

6/29 第二回 建て方の見学


木造2F建て、延床面積およそ30坪の住宅。五寸勾配の屋根にはむくりがあります。


通し貫工法で柱に刺さった差し鴨居。雇いほぞで止められています。


6mの通し柱は七寸角で一間半ピッチでが配されています。

7/14 第三回 屋根造作と瓦葺きを学ぶ


実際に屋根上に乗って見学。夏の屋根上はさすがに汗が吹き出ました。


いぶし銀の桟瓦の棟納まり。ここで屋根通気を行います。


下地用のコロシート。スギやアカマツで出来ています。大上木材さんで手に入るそうです。

7/27 第四回 竹子舞下地荒壁付けを学ぶ


外壁部分の竹小舞下地。


加藤左官工業の加藤さん。縄で掻き締めていきます。


外部から表塗り。貫側から塗っています。


外壁の荒壁の下塗りされた状態。塗られた直後で土が水分を持っています。


材料は現場練りです。藁を発酵させて、割れにくく水に強い荒壁土とするそうです。


乾いた状態の荒壁。乾燥してひび割れが生じています。この上に塗り重ねていきます。

9/7 第五回 板金工事見学


下屋周りの納まり。先端の見付は15mm。軽快な納まりです。


土壁と庇との納まりについて、雨水の吸込みをいかに防ぐかなどレクチャー。


土壁、瓦屋根との取り合いです。異なる素材の納まりは難しい。

続きます。

1 2 3 4 5 6 91
ページトップへ