後藤組設計室のホームページを、より見やすく、分かりやすいウェブサイトとなるように更新しました。どうぞご覧ください。
後藤組設計室のホームページ https://www.510gumi.com
府中の家(東京都府中市 戸建て新築)は解体工事や地盤調査が進んでいます。
2月。既存家屋が解体され、ブロック塀などの外構も一部撤去されました。移植する植栽は解体工事前に造園工事を行う風(ふわり)さんで一時保管されています。
3月下旬、地盤調査としてスウェーデン式サウンディングが行れました。調査員の方曰く、扇状地として一般的な数値が出ているとのことでした。
3/22 雨
アルバイトの瀧川さん、この春の大学院修了に合わせて後藤組設計室での活動も卒業です。4年間、模型製作から始まり、実測調査やパース作成、図面作成とひととおりプロジェクトに関わり、頑張ってくれました。
この日は15時頃に来所。近況報告や修士論文を見せてくれた後、夕方から近所で送別会を4人で行いました。次のステージでの活躍も期待しています。
今後はアルバイトの藤井くん、大森さんとの体制での後藤組設計室です。引き続き、よろしくお願いします。
神奈川県横浜市で戸建て住宅の改修プロジェクトが始まりました。
西谷(にしや)の家は13年ほど前に建てられた比較的新しい住宅です。今回、増築によって生じた不具合の解消や暮らし方の変化に対応するための改修を、先月相談いただきました。小規模なリノベーションですが、より快適な空間となるよう進めていきます。
府中の家は実施設計をまとめ、先週末見積り依頼を行いました。少し遡りますが、床材を選んだときの話です。
後藤組設計室の床材はヒノキ・スギ・カラマツ・ナラの無垢材が定番です。それぞれ肌触りや表情、価格が違うため、家族構成や用途に応じて使い分けるようにしています。
今回はお施主さんから桐の床でお願いしたい、とリクエストがありました。桐は
・非常に柔らかく、肌触りがよい
・空気層が多いので熱を伝えにくい
・吸湿性に優れ、虫を近づけにくい
・一方で、水分を吸収し、タンニンと反応し、黒ずむ。
などあります。桐ダンスやお菓子の箱にも使われる桐材です。床板にと聞いて、メンテナンスが大変かな?と心配になったのですが、実際に娘さんが桐の床で生活をされていて大丈夫とのことでした。
サンプルを取り寄せて、肌触りや水染みを確認された結果、超仕上げ(木の表面をカンナで薄く削ったもの。無塗装で使います)のものを選ばれました。終の住処の床として優しいものに仕上がりそうです。