欧州研修その10@ドイツ

2014.11.15

11/15 曇り一時雨

昨日乗ったシティナイトラインでケルン駅に到着したのは、朝の6時半。
夜明け前で薄暗い中、駅から近くのホテルまで歩く。

荷物をフロントに預けてから、8時前の電車でケルン駅からザツビー駅へむかう。
目的はピーターズントー設計のクラウスフィールドチャペル。

小雨の中、駅から歩くこと1時間、ようやく10時前に到着。
礼拝堂の扉が開くまでスケッチしながら待っていると、
管理者らしき50代くらいの女性が自転車でやってくる。
扉を開けてくれただけでなく、礼拝堂について20~30分くらい親切に教えてくれる。
ドイツ訛の英語で教えてくれたが、あいにく理解できたのは半分くらい。
女性にお礼を言ってから、1人で見て回る。

外観からは分かりにくいが、中は小さくて、
大人が数人入るといっぱいになるサイズ。
壁にはガラス玉付いていて、そこから室内に光が差し込むしくみ。
あいにく晴れていなかったので差し込む光は強くないが、
屋根の一部が開いていて、そこからの光と蝋燭で室内はぼんやり明るい。
また直接落ちてきた雨水で出来た水たまりに映っていた室内が美しい。

1時間ほど見ていると観光客が到着。

12時半頃の電車で、ザツビーから再びケルンへ戻る。
14時頃ホテルへチェックインして、途中で買ったケバブの昼食。

15時からピーターズントー設計のコロンバミュージアムを見学。
遺跡を保存するために覆ったシェルター兼博物館。ゆっくりと見学。

17時頃、ケルン大聖堂へ。さすがに、ここは観光客でごった返している。
さらっと見て、ホテルに戻る。

一昨日のベルリンに続き、ティムの友人とホテル近くの食堂で20時に会う。
ちなみに、彼のファミリーネームがビアホフであることに、さすがドイツと妙に感心。
ケルンのビール、ケルシュで乾杯。軽くて飲みやすい。
写真のように小さなグラスで出てくるので、冷えたビールが飲めるのと、
飲み終えるときは、ワンコソバのようにコースターで蓋をするらしい。
その下はハクセという豚肉料理。写真の通りでとにかく巨大。
ただ、あまり地元の人は食べないらしい。
もう1件ハシゴして、ビールを楽しむ。

24時頃、ホテルの前で、日本での再会を約束して彼と別れる。

欧州研修その9@ベルリン

2014.11.14

11/13 曇り

7時前起床。7時半からホテル1Fのバーで朝食。
9時頃ホテルを出発、10時半からダニエルリベスキンド設計のユダヤ博物館へ。
巨大な彫刻作品のような博物館。言葉にはできないが、感覚に訴える精神的な建築である。
展示は第二次世界大戦以前の長いユダヤ民族の歴史も伝えている。

昼食は近くの屋台でとってから、タクシーで
14時半に友人に勧められたテンペルホフフィールドへ。
空港の跡地で、都心にある広大な広場になっている。
ちょうど明日ガイドツアーで建物内を見ることが出来る、と受付で教わったので、
広場をさらっと見て、メトロで移動。

16時からバウハウスミュージアムを1時間程度見学。
ホテルにいったん戻ってから、ワルシャワシュトラセ駅へ。
ベルリンの壁を利用したイーストサイドギャラリーで、
ドイツ人の友人ティムに紹介された女性と会う。
21時頃から日本通のイスラエル人の彼氏も加わって夕食。
ユダヤ教で日本通の彼から宗教に関するストレートな質問を聞かれ、たじたじになる。
23時頃に2人と分かれてホテルへ戻る。

11/14 曇り

6時起床。7時から朝食。
8時ホテルを出発。8時半頃から、ドイツ連邦議会、
AEGタービン工場をみて、新ナショナルギャラリーなど見学。
ギャラリーではチッパーフィールドのインスタレーションが行われていた。

13時半頃、昨日に続いてテンペルホフフィールドへ。
ナチスドイツ政権下での空港の位置づけや戦後の空港の使い方など
建物を回りながら解説してもらう。どのレベルでもスケールが異様に大きい。

その後は移動して、トポグラフィオブテラーというゲシュタポの本部跡へ。
膨大な資料が展示されている。ユダや博物館もそうだが、
過去をこれほどまでに見せている。

17時頃アレクサンダープラッツに移動して買物。
19時頃ホテルへ戻って、1Fのバーでビールを飲みつつ作業。
一昨日に続いて、近所に住んでいるお客さんに話しかけられたので、一緒に飲むことに。
とにかく陽気なドイツ人の老男女で、質問攻めにあう。
23時頃に出発して、ベルリン中央駅へ向かう。

ベルリンスパンダウ駅で乗り換えて、シティナイトラインでケルンへ向かう。

欧州研修その8@チェコ、ドイツ

2014.11.12

11/11 曇り

プラハの1日目。7時起床。7時半から朝食。
野菜の煮込み料理やベーコン等で充実している。
8時頃チェックアウトして、近所にある今夜のホテルへ荷物を置いて観光スタート。
はじめに、プラハ駅でユーロをチェココルナに両替。

電車でアドルフロース設計のミュラー邸へ。
インターネット予約がうまく出来ていなかったらしく、美術館スタッフに入場を断られそうになるも、
見学に来ていたチェコの学校のグループに助太刀してもらい、
改めて16時からの見学ツアーに参加できるようになる。

夕方まで時間ができたので、プラハ城やヴィート大聖堂などを見て回る。
どれも美しいし、見応えがある。昼食も食べず、ひたすら見てまわる。

16時、再度ミュラー邸へ戻って、英語のガイドツアーに参加。
変化のある空間構成となるよう階高を変えたり、
素材にも意欲的にチャレンジしているように思えたけれど、
室内のスケール感がどれも大きく感じた。
見晴らしの良い北側の丘に立つ、豪邸の印象。

17時半頃ホテルへ戻る。作業をして、20時頃夕飯に出かける。
ホテルのフロントで聞いた地元のレストランで、
チェコ名物のガチョウ料理とチェコビール。安くて、何より美味しい。

22時過ぎにホテルへ戻って、就寝。

11/12 曇り

6時起床。7時から朝食。
8時から市内を散策。火薬塔やカレル橋など市街地を散策。
ウィーンもそうだが、プラハもとにかく街が美しい。

10時半プラハ発の電車でベルリンへ。昼食は食堂車でとる。

ベルリン中央駅へ着いたのは16時前、
そのままホテルへ向かう。1階がバーになっている
ホテルで愛想のよいマスターがホテルの主人も兼ねている。

荷物を置いて、ベルリン散策へ。日が沈んだ中、新国立美術館などみてまわる。

20時前にホテルへ戻り、夕食を兼ねてバーへ。

近所の人たちと一緒にのむことになり、ビールをご馳走になる。
プラハもベルリンもビールが美味しい。23時頃、部屋へ戻り就寝。

欧州研修その7@オーストリア

2014.11.10

11/9 晴れ

5時半起床。7時からの朝食をサッと済ませて
7時半発の電車でミュンヘン中央駅からウィーンへ向かう。
田園風景を見つつ、11時半頃ウィーン西駅に到着。
地下鉄の1日券を買ってから市内へ。13時頃、ホテルへチェックイン。

ホテルの近くで昼食をとってから散策。
美しい街で雰囲気もよく、歩いていて気持ちがよい。
アコーディオンの音も聴こえる広場で、多くの人がベンチに腰掛けて日光浴をしている。

暗くなるまで市内を散策する。

下の写真はカールス教会。ちょうどドーム部分が工事中だったが、
エレベータと仮設階段で最上部まで上がれるように工夫されている。
その仮設階段には1度に10人以上上がらないよう注意書きがされていたり、
けっこう揺れるのでハラハラした。写真は上から順に並べている。

20時頃、秋から交換留学でウィーンに来ている日本人の友人と
ホテルの近くの食堂で待ち合わせて食事。
シュニツェルなどウィーン料理を食べながら、
ウィーンでの暮らしぶりや旅行のことなど雑談。23時頃解散。

11/10 晴れ

6時起床。7時半から朝食。
10時からオットーワグナー設計の郵便貯金局を見学。
今から100年以上前にこの建築が出来たことに単純に驚く。
とても美しくて今でも斬新。当時、予算オーバーで二重屋根がかけられなかったが、
今になって耐久性のためにはかける必要があったとのことが分かり、結果として彼の評価が
高まったということエピソード面白かった。

13時昨日の彼女と合流。学食で一緒に昼食をとり、
彼女のアトリエで、リトグラフの製作現場を見せてもらう。
石板に絵を描いてそれを転写するらしい。

15時前にお礼を言って分かれて、ハプスブルク家の居城だったホーフブルク王宮へ。
ミュージアムと合わせて2時間ほど見学。

17時頃ホテルに荷物を取りにいって、18時半ウィーンマイドリング駅からプラハへ向かう。
23時半頃、プラハに到着。駅前のドミトリーにチェックイン。

欧州研修その6@ドイツ

2014.11.8

11/7 曇り

7時起床。7時半から朝食。
朝食を食べて9時にチェックアウト。
今夜宿泊予定のミュンヘン市内のホテルへ荷物を運ぶ。

荷物を部屋に置いてから観光スタート。
地下鉄の1日乗車券を購入。地下鉄の仕組みが日本のに似ていて分かりやすい。
フライオットー設計のオリンピックスタジアム、BMWミュージアムを見学。
ガラスのインテリアがとにかく綺麗。車の展示も見やすくて面白い。

昼頃、中心部に戻ってかオルターピーターを見てから、
近くの市場で名物のヴァイスヴルストを食べる。

15時からヘルツオーク&ドムーロン設計のゲーツギャラリーを見学。
シンプルな箱が白樺林のなかで存在感を放っていた。

再び中心部へ戻って、オルターピーターの塔へ登ったところで、暗くなり始める。
写真は塔の上からみたミュンヘン市庁舎。

18時前、ホテルへ戻って、明日の予定を検討。
日本にいるドイツ人の友人とチャットしてアドバイスを受ける。

21時頃から近くの食堂でシュニッツェルとビール。
ちょうどブンデスリーガが放送されていて、日本人選手も何人か出ていた。

22時半頃、ホテルに戻る。

11/8 晴れ

5時半起床。7時半発の電車でシュトゥットガルトへ。
シュトゥットガルト駅でバスに乗って、ヴァイセンホーフジートルンクへ。
1920年頃に計画された実験的集合住宅の見学。
はじめにコルビジェ設計の住宅を見学。
コルビジェの理論が実践されていた部分が随所に見られたが、
結露受け等、細部でも見所があった。ほかの住宅は外観のみ見て回る。

電車を乗り継いで、
13時半頃、メルセデスベンツミュージアムへ。
とにかく巨大。8Fまでエレベータで上がり、そこから降りてくる順路。
建築はコンクリートと鉄骨の強引なつくり。どちらもやや強引な印象。

その後は日が暮れるまで、
ジェームズスターリング設計のシュターツギャラリーを無料ゾーンのみ見学。
外から美術館の中を通り抜けられる仕組みが面白い。

シュトゥットガルト駅で夕飯を食べて、18時過ぎの電車でミュンヘンへ戻る。

1 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 140
ページトップへ