7/2 晴れ
片浦の空き家活用ワークショップからおよそ2ヶ月が経ちました。
そのときに提案を行ったパン屋のMさんから連絡があり、
大家さんから空き家の使用許可がおりたとのこと。ということで、Mさんと
お山のたいしょう(しいたけ料理が美味しい)さんにてランチを兼ねた打合せ。
プロジェクト始動に向けて、要望とともに課題を洗い出し、
次回打ち合わせまでのお互いの検討事項を整理しました。
上の写真は打合せ後に見せてもらった風景です。写真では分かりにくいですが、
耕作放棄地を丸っきりMさんたち自身で開墾したそう(写真中央下部)で、将来的に
パンの原料にする小麦をここでも育てる計画があるそうです。
学生たちと取り組むこれまでとは少し変わったプロジェクト、
来年春のオープンを目指します。
4/23 晴れ
4/23、24と2日間かけて、小田原市は片浦で
空き家を活用した設計ワークショップ「空き家の冒険」に参加してきました。
集まったのは、建築学生と建築家、ファシリテーター、クライアント(事業者)の総勢30人。
建築学生+建築家を1チーム3~4人の6つの班に分け、実際にある木造の空き家を
使ってクライアントの夢を叶える、という設計ワークショップでした。
初日は朝8時半に根府川駅に集合。monowa中嶋さん、瀬戸建設瀬戸さんによる
簡単な自己紹介とオリエンテーションの説明の後、班ごとに分かれて、
早速、担当物件(私たちの班は庭に大きな椿のある日本家屋)に向かいました。
実測調査は午前と午後の2回に分けて、外構も含めてじっくり行いました。
昼には、根府川小学校の理科室でショートセミナーがあり、
夕方にはクライアントと一緒に打合せという充実した日程です。
学生たちにとっては、実測も含めて普段の設計演習とは
ひと味違った刺激がえられたのではないでしょうか。
ちなみに、提出は翌14時。学生たちはそこから夜通しプレゼン作業を行ったようです。
メジャー、画板、デジカメをもって、実測です。
縁側の外に雨戸が付いた日本家屋です。ここでパン屋+カフェをオープンする提案です。
独特の建具が残っています。奥の座敷では炉が切られていました。
学生の実測スケッチ。3色で色分けをしています。
4/24 曇り
2日目は根府川駅近くの公民館でスタート。
昨夜からほとんど寝ていない学生たちが追い込み作業中です。
私は合間をみて、アドバイスをする程度でしたが、
14時ジャストで無事、図面を提出できました。15時半頃から全体発表。
上の写真、満員のお客さん+審査員の先生方に見守られながらの発表会。
私は導入部分だけ喋り、学生たちによる5分間プレゼンを行いました。
図面、プレゼンとも粗い部分はありますが、それでも昨日の実測と話合いの内容は
なんとか表現できたように思います。クライアントにも満足いただきました。
ここから実現に向けてへの課題はいくつもありますが、
はじめの一歩はしっかり踏み出せたように思います。
最後の写真は、初日の実測の合間に散策したときのものです。
みかん畑と海が広がる、気持ちのよい場所でした。