空き家活用ワークショップ@片浦

2016.4.24

4/23 晴れ

4/23、24と2日間かけて、小田原市は片浦で
空き家を活用した設計ワークショップ「空き家の冒険」に参加してきました。

集まったのは、建築学生と建築家、ファシリテーター、クライアント(事業者)の総勢30人。
建築学生+建築家を1チーム3~4人の6つの班に分け、実際にある木造の空き家を
使ってクライアントの夢を叶える、という設計ワークショップでした。

初日は朝8時半に根府川駅に集合。monowa中嶋さん、瀬戸建設瀬戸さんによる
簡単な自己紹介とオリエンテーションの説明の後、班ごとに分かれて、
早速、担当物件(私たちの班は庭に大きな椿のある日本家屋)に向かいました。

実測調査は午前と午後の2回に分けて、外構も含めてじっくり行いました。
昼には、根府川小学校の理科室でショートセミナーがあり、
夕方にはクライアントと一緒に打合せという充実した日程です。
学生たちにとっては、実測も含めて普段の設計演習とは
ひと味違った刺激がえられたのではないでしょうか。

ちなみに、提出は翌14時。学生たちはそこから夜通しプレゼン作業を行ったようです。


メジャー、画板、デジカメをもって、実測です。


縁側の外に雨戸が付いた日本家屋です。ここでパン屋+カフェをオープンする提案です。


独特の建具が残っています。奥の座敷では炉が切られていました。


学生の実測スケッチ。3色で色分けをしています。

4/24 曇り

2日目は根府川駅近くの公民館でスタート。
昨夜からほとんど寝ていない学生たちが追い込み作業中です。
私は合間をみて、アドバイスをする程度でしたが、
14時ジャストで無事、図面を提出できました。15時半頃から全体発表。


上の写真、満員のお客さん+審査員の先生方に見守られながらの発表会。
私は導入部分だけ喋り、学生たちによる5分間プレゼンを行いました。

図面、プレゼンとも粗い部分はありますが、それでも昨日の実測と話合いの内容は
なんとか表現できたように思います。クライアントにも満足いただきました。
ここから実現に向けてへの課題はいくつもありますが、
はじめの一歩はしっかり踏み出せたように思います。

最後の写真は、初日の実測の合間に散策したときのものです。
みかん畑と海が広がる、気持ちのよい場所でした。

新篠津の家 杭打ち

2016.4.18

4/18 曇り時々雨 風強い

新篠津の家、着工です。
朝から杭打ち工事に立ち会ってきました。

地盤が緩いため、杭打ち機は鉄板マットの上を移動しています。

杭は基礎の形状に合わせて設置していきます。
オレンジ色のほぞ継手をつかって、6.5mのPC摩擦杭を継ぎ、
13mの深さまで貫入。深さはスプレーで書かれた赤い数字で示されています。

ちなみに、杭の耐力は操縦席にあるモニターで確認出来ます。

Category: 新篠津の家

空き家活用ワークショップ 現地視察@小田原市片浦

2016.4.8

4/8  曇り

今月下旬に行われる空き家を活用した設計ワークショップのために、
瀬戸建設の瀬戸さん、しまだ建築設計事務所の嶋田さんと3人で
小田原市の片浦地区に空き家の視察に行ってきました。


片浦地区の玄関口、根府川駅(写真左)です。駅員さんのいない無人駅で、
大きな桜の木とは対照的な小さな平屋建ての駅舎でした。


坂道の多い片浦地区です。


あまなつが生っている空き家です。


隣地とのレベル差も利用した計画も行えそうです。


古い平屋の日本家屋です。経年による傷みや歪みがあり、
床の畳もふかふかしていましたが、シンプルな空間に魅力を感じました。


こちらも日本家屋。広い庭に面した大きな縁側がある物件でした。

他にもいくつか候補物件を見て廻りました。

というわけで、今月下旬に下のワークショップを行います。
私は両日とも建築家の1人として参加の予定です。
ご興味のある方、是非お越し下さい。

【空き家の冒険 】発表会@片浦空き家バンク

空き家を活用した設計ワークショップ「空き家の冒険」発表会
・日時:4/24(日) 14:30-
・場所:JR東海道線根府川駅(東京駅からも1本です)から徒歩1分の農協徒歩1分の根府川公民館
・内容:起業家たちの移住と空き家活用がテーマです。
片浦地区への移住を考えている起業家、事業家の想いを、
空き家を活用して実現すべく、建築家と建築学生で行う設計ワークショップの発表会です。
設計ワークショップ自体は4/23から1泊2日で開催されます。空き家改修の設計提案を練り、
実現化に向けたマスタープランづくりを継続的に行います。今回はその1回目です。
発表会はどなたでも参加可能ですので、上記のFBのリンクからお申し込み下さい。
・参加費:1000円(片浦レモンサイダー付)

Category: そのた

新篠津の家 地盤調査

2016.4.4

4/4 曇り

新篠津の家の地盤調査でした。
今回はスウェーデン式サウンディング式試験を
建物の4隅と中央1カ所の合計5カ所に行いました。
はじめの1カ所だけ立ち会い、様子を見てきました。

写真のような機械に重りを載せて、荷重や回転数を測り、
土の貫入抵抗を調べていきます。ここは泥炭層が広がっているので、
固い地盤に支持杭を打ち込むことはできず、摩擦杭を打つことになります。
案の定、立ち会った1本目のロッド(写真中央のネジ付の棒)は地下17mまで貫入。
1本1mのロッドを繋ぐのもなかなか大変なくらいの深さでした。

ちなみに、試験中、隣の田んぼで羽根を休めていた白鳥が6羽、
北東の方向へと飛び立っていきました。のどかでよい所です。

Category: 新篠津の家

珪藻土塗り@二子新地の家

2016.3.26

3/21~3/26

二子新地の家に住み始めてもうすぐ4年が経ちます。
洗面室や寝室の棚板取付けなど、簡単な日曜大工で手を入れながら暮らしていますが、
今回、これまでで一番大がかりな作業、寝室の左官塗りを行いました。

二子新地の家

もともと、二子新地の家は食堂-茶の間-広間の改修と全体的な耐震補強を行っています。
その時に寝室も石こうボードは張替えましたが、大家さんと話し合って、
ここの仕上げは住みながら自分たちで行うこととしました。

下がその寝室(8帖)。ビスやジョイント部の処理が模様のようになっています。
長らくこのままでしたが、これからの梅雨や夏に備えて、珪藻土を塗ることにしました。

今回の左官材料である珪藻土(ケイソウくん)です。カラーはベージュ。
予め練られた製品でDIY用につくられたものです。
去年、鎌倉のショールームで塗り体験を行ってきました。

工程は、養生、ローラーで下地処理、コテで本塗り(壁 天井とも2度塗り)。
壁は真壁で細かく区切られていることもあったので比較的塗りやすかったですが、
天井は覚悟はしていましたが、大苦戦。養生や清掃にもわりと時間を取られました。
結局、仕事の合間に行なったこともあって、1日3~4時間で、5日間かかりました。

反省点は、天井用に脚立をもう1台と、足場板と用意すべきだったこと。
それと壁や天井の養生は塗り厚分だけ浮かすべきでした。
マスキングテープを逃げずに貼ってしまったので、剥がすときが大変。
結局、カッターを入れました。

塗った直後の写真でムラが見えていますが、今は乾燥して落ち着きました。
ただ、天井は逆に写真よりも塗りムラがでていて、素人仕事を実感してます。
(窓から見える花はボケかと思います。)

いつか、その効果(調湿性や脱臭性など)も報告出来ればと考えています。

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