先週末、久しぶりに姉ヶ崎の家(千葉県市原市)へかしの木建設の吉田さんとメンテナンスの件で伺いしました。
築4年が経ち、庭木の成長と外壁の杉板の経年変化でいい感じの佇まいになってきました。メンテナンスも始められたそうで、先日黒ずみを取るために灰汁(アク)取りをDIYでされたとのこと。定期的なメンテナンスが必要な素材ですが、手を入れることで長持ちしますし、美しくもなります。
内部も相変わらずきれいにお住まいでした。中庭のみどりとともに、空間自体も穏やかに育ってきたようです。竣工時よりいっそう空間の魅力が増したように感じられました。
実施設計を進めている府中の家(東京都 木造戸建て 新築)、先日、工事を行う友伸建設さんに再見積図を提出しました。春にまとめた最初の設計案はあえなく予算オーバー。新たに練り直し、「庭と暮らす」というコンセプトは守りながら、規模を縮小しました。弊室でこれまでに手がけた中で最も小ぶりですが、庭との関係性はいい感じになりそうです。予算内に納まることを期待しながら待ちます。
それにしてもウッドショックによる工事費アップは強烈です。木材以外にも、さまざまな建設資材(コンクリート、サッシ、内装材等)に波及していて、トータルで1〜2割はアップしている印象です。従来の坪単価の認識は考え直さないといけません。いやはや大変です。