武蔵境の家、ここ最近は週2回のペースで現場監理に通っています。
6/10。武蔵境の家の施主地合わせと現場定例。ヒノキの床板が貼られています。
右の写真のように短辺方向にも現場で溝をついた上で、敷居と雇い実を挟んで貼られています。
私が関わった現場は実(さね)のある長辺のみ留めていくのがほとんどだったので驚きました。
手間はかかりますが精度の高い仕事に繋がる、村上棟梁のこだわりです。
壁の下地工事も進んでいます。こちらはロフトの窓から。
6/13。改修工事のため、既存部との取り合いについて、現場で確認しないと
判断出来ないことがあります。今回は回り縁について現場で検討しました。
6/17。この日も施主打合せと現場定例。枠を加工している村上棟梁の写真。
小学1年生の娘さん、棟梁にカンナがけを教わります。
彼女の中に家づくりが楽しい思い出として残ってくれたら嬉しいなぁ。
武蔵境の家は順調に工事が進行中です。
5/27。現場は大工さんの2~3人体制で進められています。
新たにつくられたロフトの下地です。
構造補強。間取りの変更に伴って、部分的に横架材を下から補強。
鋼製火打材を取り付けて水平構面にも配慮しています。
床下には新たに写真の断熱材を貼ってもらっていました。手間はかかりますが、
温熱性能の向上も改修の1つのテーマなのでお願いしています。
6/3。この日は施主打合せを兼ねた現場定例でした。
キッチンや洗面カウンターといった家具図や電気図について話し合いました。
枠材の取り付けと床貼りが進められています。
既存の柱や壁との取り合いを考えつつ、丁寧な仕事がなされています。
武蔵境の家はゴールデンウィーク明けから改修工事が始まりました。
現場監理は毎週、施主打合せは隔週の頻度で
夏の引渡しまで続けていきます。
5/8。着工して5日目。解体作業が進んでいます。
5/16。構造材がみえてきました。柱には貫の跡や棚板の欠き込み跡も確認できます。
一部、間取りの変更に伴い、柱の移動や梁の補強等も行いました。
5/20。筋交いを新たにとりつけた箇所です。
建築工事と合わせて給排水、ガス、電気工事も進んでいます。
ちなみに今回の給水はヘッダー方式を採用。写真の青い架橋ポリエチレン管が給水管です。
見積り調整中の武蔵境の家は着工へ向けて進んでいます。
以下、ざっと報告です。
4/24 晴れ
着工前最後の解体調査です。軸組の確認のため、メインの和室の小屋組や
床下を確認しました。構造上検討が必要な箇所がいくつかありましたが、
前向きに対応できそうです。
和室の小屋組。再利用するため、丁寧に天井板を外しています。
天井裏からの1枚。左側に縁側と庭が広がっています。
4/30 晴れ
工事請負契約前にお施主さんと見積り調整項目の最終確認を行いました。
調整項目の一部は工事の増減精算と合わせてチェックしていくことになりました。
よく晴れた1日で、庭のみどりも元気。
娘さんも手を真っ黒にしながら押し入れの天袋に登ってました。笑顔です。
5/7 晴れ
連休の最終日は3者(施主、工務店、設計者)で打合せを行い、
工事請負契約を結びました。施工は村上建築工舎さんです。
契約後は3者で近隣挨拶。
来週から着工です。
4/9 雨
見積り調整中の武蔵境の家ですが、材料の確認を兼ねて産地見学を行いました。
今回施工をお願いする村上建築工舎さんの紹介で、埼玉県は飯能にある
大河原木材さんで西川産のヒノキやスギ材をみせてもらいました。
大空間の倉庫。出荷前の木材が整然と積まれています。
倉庫の小屋組は燃えしろ設計になっているそうです。迫力あります。
大河原さんによる説明。中央はヒノキ床板です。
年輪を数えてます。4寸角のヒノキの柱、62歳だったようです。
セミナーハウスの見学。ここは杉の厚板が貼られています。思わず寝転がっているところ。
打合せ風景。見積り調整中ですが、新たな提案に喜んで頂けました。
打合せ後はあけぼの子どもの森公園へ。サラッと見学するつもりが、
思わず長居してしまいました。(長くなるので、ブログでは割愛します。)
昼食を挟んで、最後は所沢の村上建築工舎にお邪魔しました。
左官屋さんにつくってもらったオリジナルの壁サンプルを見せてもらいました。
この写真ではわかりませんが、かなりいい感じです。
上のサンプル確認が目的だったのですが、
工場の入口に巨大な模型が置いてありました。1/5の軸組模型です。
どうやら村上大工の大学の卒業研究とのこと。当時、大工さんに弟子入りしてつくった大作です。
番付から仕口まで忠実につくられていて、実際に組んだり外したりできます。
お施主さんも私も食いいるよう見てしまいました。これはスゴい。
と、多少の脱線もあり10~17時と長丁場にはなりましたが、
よい打合せができたと思います。