「そのた」の記事一覧

冬期休暇のお知らせ(2016-17)

2016.12.14

今年も残すところ、あと20日を切りました。

後藤組設計室は12/30(金)~1/3(火)まで冬期休暇をいただきます。
お休み中のお問合せは、メールにてお願いいたします。
→info@510gumi.com

さて、昨日は建築会館で低炭素社会推進会議シンポジウムを聴講してきました。
先月モロッコで行われたCOP22を踏まえて低炭素社会をどうやってつくっていくか、
というテーマのシンポジウムです。2050年までに温室効果ガスを80%削減するために、
都市やコミュニティが行っている(これから行う)ことを多様な視点から発表されていました。

ふだん建築単体を扱うこと(ミクロな視点をとること)が多い私にとって、
こういった政策・研究側のマクロな考え方を直接聞けたのは貴重でした。
興味深かったのは、GISを用いた面的なエネルギー管理の可能性やコミュニティと
再生可能エネルギーなどの取組み。これからの時代を生きる上で、「交渉ではなく行動」で
低炭素社会をどう実現していくか、その可能性を垣間みたシンポジウムでした。

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東京建築士会 環境委員会委員に委嘱されました。

2016.10.25

東京建築士会で環境委員会委員に委嘱されました。

環境委員会には今年4月からオブザーバーとして参加していましたが、
10月から正式に委員として委嘱されました。
現在は委員会と勉強会をそれぞれ月1回ずつ行っています。

2013年の省エネ基準法改正、2020年の住宅の省エネ計算義務化(予定)など
建築業界も何かと省エネに関する動きが活発化している中で委員会に入りましたが、
この省エネ基準さえ守っていれば必ずよい建築(住宅)ができる、とはもちろん思いません。

省エネはたしかに大切なことですが、私としてはこれはあくまで建築を創る上での
1つの指標として考えています。そうした指標をいくつも合わせ持つことで、
質が高くて居心地のよい建築(住宅) ができると思っています。

というスタンスですが、委員としてこれから2年間、精力的に活動していきます。

本文とは関係ないですが、庭のセンリョウに実がなりました。秋です。

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友人の自邸訪問@西宮

2016.9.27

9/26-27

某コンペの現調を兼ねて、久しぶりに関西へ行ってきました。
週末に札幌で結婚式に出席したので、新千歳空港から移動でした。

現調後は、大学院の研究室の友人である佐藤君の自邸のある西宮市へ。
卒業して彼は大阪に本社のあるゼネコンに勤めていて、
現在は奥さんと(犬と亀2匹と)の2人暮らし。
週明けの月曜日に泊めてもらうという、なかなか迷惑な
訪問者だったと思いますが、ふたりとも温かく迎えてくれました。

家を案内してもらった後で(長くなるので見学の感想は下)、
黒ビールやワインをいただきつつ、自邸の設計のことから、
仕事や将来のことなど、気が付けば夜遅くまで話し込んでしまってました。

翌日、7時半過ぎにお暇して三宮へ。KIITOや竹中大工道具館を見学して、
新神戸から二子新地に戻りました。なお、明石焼@たこ焼きたちばな
餃子@赤萬餃子 と食べ、お土産は豚まん(551)にしました。

以下、佐藤邸の感想です。

間口が狭く奥行きの長い狭小敷地、いわゆる鰻の寝床に立つ木造3F建ての住宅。
南北にスキップフロア状の断面構成になっています。狭さを感じさせないよう、
明るく開放的にする、という設計の意図が明快で、住み手のサイズに合わせて
空間の大小のメリハリが効いていました。

室内の多くの場所から空が見え、敷地奥にある亀のいる南庭は3Fからも見えます。
なお、主な開口部は北側前面道路と敷地の奥の南庭に対してで、町家の建て方の
ルールが守られています(一部トイレやシャワー室など窓はあるが非常に小さい)。
3層吹き抜けのためにどうしても寒暖差はあるでしょうが、
そこは工夫しながら暮らすということできっと大丈夫でしょう。

また、奥さんの趣味であるミッフィーがあちこりにいたり、
収納が散りばめられていたりと、きめ細やかな設計になっていました。

本業とは別にこれを設計監理したというのだから正直なところ、
よくやり切ったな、というのが本音。大いに刺激されました。


3F前面道路側の個室から奥の寝室。下はリビング。
写真右のミッフィーの壁面収納は圧巻。1つずつ採寸したらしいです。


南側のトップライトを拡散光で取り入れている。(朝)


3Fから下を見る。斜めに振られた階段がアクセント。
佐藤君によると黄色い壁はルイス・バラガンを意識したとか。


2Fリビングから見たダイニングキッチン。室内有効幅で約2.9mの狭小住宅。


1F南庭へのアプローチ。収納は1Fにまとめて配置。天井高が2mを下回っていますが、
通路幅も絞られていてバランスがとれているので、さほど狭さは感じませんでした。(朝)


小技が効いています。左2枚、シャワー室の明かり取り。右、階段収納。

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HOUSE VISION 2@青海

2016.8.25

8/25 晴れ

青海で開催されているHOUSE VISION 2(2016 TOKYO EXHIBITION)。
これは「企業と建築家・クリエイターとの協働によって家のあり方を考えながら
未来を具体化する試み」で全ての建物が「建築確認を経て会場に実現された」ので、
実際にその建物に入って空間を体感できる、非常にユニークな展覧会です。
会期が今週末までと知って、急遽行ってきました。


青海駅のデッキから。晴天で日射が強烈、最高気温は33℃。ただ、海辺で風も強い。


吉野杉の家(Airbnb×長谷川豪)。ゲストルームのあるコミュニティー施設。
写真は屋根裏にある寝室。展示後は吉野町に移築されるそうです。


棚田オフィス(無印良品×アトリエワン)。1Fが農空間、2Fがオフィス空間。
2間×2間のプラン。1Fには雨戸、2Fには跳ね上げ戸がついていて、
それらを開けるとば眺望も通風も楽しめる、非常にシンプルな仕組みです。


ホール脇の杉の架構。3寸5分角で構成されています。


の家(パナソニック×永山祐子)。写真は「の」の字の曲面壁に映し出された映像。


冷涼珈琲店-煎(AGF×長谷川豪)。風になびいている麻ののれんが特徴的。
アイスコーヒーを求めてか、ほぼほぼ満席状態。


内と外の間/家具と部屋の間(TOTO/YKKAP×五十嵐淳/藤森泰司)。
外部と内部の間の領域をテーマにした展示。窓の概念を拡張したというか、
何というか不思議な空間です。この写真だと伝えられないがの残念。


凝縮と開放の家(LIXIL×坂茂)。単純な躯体システム(ハニカムボードを合板で
挟んだパネルを構造体にしている)と移動できる水回りからなるフレキシブルな住宅。
写真のように重いサッシも電子制御で開けます、とのことでした。

と、どれも見応えありました(上の写真が全部ではありません)が、
自分としては吉野杉の家や棚田オフィスがオススメ。
居心地のよさとともに、説得力もあり、完成度も高く感じました。
HOUSE VISION2は今週の日曜まで開催中です。

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夏期休暇のお知らせ

2016.8.1

後藤組設計室はお盆の後半、
8/15(月)~8/17(水)まで夏期休暇をいただきます。
お休み中のお問合せは、メールにてお願いいたします。
→info@510gumi.com

ちなみに今月13(土)、14(日)と新篠津の家のオープンハウスを行います。
告知はまた改めて。よろしくお願いします。

写真は7月の頭に真鶴町に泊まったときのものです。よい夏休みをお過ごしください。

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