「府中の家」の記事一覧

府中の家 現場監理⑦ 完了検査

2022.12.14

11/25 晴れ

10時過ぎから府中の家(東京都 戸建て住宅 新築)の現場監理です。現場は室内の砂しっくい塗りが終わり、雰囲気が出てきました。大工さんが2人で、外部枠の取り付け、外壁の杉板を貼っています。建具屋さん、ガラス屋さんも採寸に来てました。

コーキングの色や手すり位置などを建主さん、監督の五味さん、一戸さんと確認しました。

外部建具の枠の取り付け中。
庭の夏みかんの木には、実が付き始めました。

12/14 晴れ

この日も10時から現場監理です。先週、私が新型コロナにかかり、現場監理の間隔が空いてしまったのですが、その間は監督の五味さんに工事写真を送ってもらい、進捗を把握していました。

現場は大工さんがテラスの仕上げ、ガラス屋さんが木製建具のガラスの取り付け中。建物内外を見てから、施主検査と設計検査。細かいクラックや傷などを確認し、手直しを頼みました。11時からは完了検査の立会いでしたが、こちらは指摘なく合格でした。検査後、建主さん、監督の五味さんと来週の引渡しまでの残工事を確認しました。

中庭周り。テラスが出来、窓にガラスが入りました。
養生が外れて桐の床材が現れました。
昼頃、冬の日差しが室内に差し込みます。

植栽+外構担当の風(ふわり)さんは年明けに施工予定なので、およそ1ヶ月後に完成見学会をする予定です。

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府中の家 現場監理⑥ 左官塗り

2022.11.11

11/11 晴れ

10時から府中の家(東京都 戸建て住宅 新築)の現場監理です。現場では、まる松組の山口さん、応援の加藤左官さんが砂しっくいを塗っています。高津の家と同じように、息のあった3人で作業をされてました。この日は昼までお施主さん、友伸建設の一戸さんと外部スロープ、テラスの打合せや手すり位置の確認を行いました。工事はいよいよ終盤戦です。

砂しっくいの上塗り中。
こちらは水回り。天井は桐板材。

前日には建て主さんと山口さんで左官ワークショップが開かれました。ご自分で手を動かしてものを作るのが好きな建て主さん、小さな面積をご自身で仕上げられたようです。家づくりの過程も楽しまれてるのが分かり、こちらも嬉しくなります。

玄関袖壁の仕上げにチャレンジしている建て主さん(山口さん撮影)
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府中の家 現場監理⑤ 下地検査と左官打合せ

2022.10.27

10/6 雨

午後から府中の家(東京都 戸建て住宅 新築)の現場監理です。大工の吉川さんが内部の間仕切り壁の工事中。現場監理では主に外壁の防水紙、配線、配管まわりの止水状況を確認しました。友伸建設の監督の五味さん、一戸さんとは窓枠や木製建具の納まりを検討し、建て主さんとは造作の床下コンセント位置を決めました。

防水紙は重ね幅や破れの有無など確認します。

10/12 曇り

午前中の現場監理です。大工さんは外壁胴縁の取り付け作業中。この日は電気の検査(スイッチ、コンセント位置)でした。建て主さんとは手すりやカウンター高さなど、下地に絡む内容を確認。床暖房パネル敷設前に床合板の乾燥具合も確認しています。

床は床暖房パネル敷設箇所以外を一段高くしています。


10/27 晴れ

午後から現場監理です。室内は床貼りが終わっています。大工の吉川さんが断熱材を充填し、防湿フィルムを貼っています。監督の五味さんとは窓周りの窓周りの断熱材充填を、建て主さんとは台所の納まりを確認しました。

屋根が葺かれ、サッシも取り付きました。
壁の充填断熱の様子。

この日は左官の山口さんがサンプル持って来てくれました。内部の壁に塗る砂しっくいの打合せです。砂しっくいは漆喰、藁スサ、ふるい砂を現場で調合し、樹脂を使わない仕上げです。配合、塗り方で表情が大きく変わるので、サンプルを見比べて検討しました。説明を聞いている建て主さんの高揚感が伝わってきました。

まる松組の山口さんの説明に聞き入る建て主さん。
砂や藁スサなど、砂しっくいの原料です。
大版の塗りサンプル。配合や塗り方で表情が変わります。


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府中の家 現場監理④ 金物検査と施主塗装

2022.9.30

9/22 曇り一時雨

14時から府中の家(東京都 戸建て住宅 新築)の現場監理です。友伸建設の五味さん、一戸さんが資材を搬入、大工さんが2人で外部にダイライトを貼っています。建主さんとは屋根の色をサンプルを並べて確認を行いました。16時過ぎに終了です。

写真中央におかれたダイライトを貼ってます。
杉の登り梁。間に見えるのはヒノキ化粧構造用合板です。
下屋部分。こちらは天井を貼るため、天井内に登り梁は隠れます。

9/30 晴れ

8時半、西府駅でアルバイトの大森さんと待ち合わせ。この日も建主さんに迎えにきてもらい、車で現地まで送ってもらいました。

この日の現場監理は構造金物と面材耐力壁の検査を行いました。きれいな施工で検査もしやすく、指摘事項はほとんどありませんでした。その間に建主さんによる軒天のDIY塗装。大森さんもそのサポート。秋らしいカラッとした陽気の中、塗装作業を進めてました。

10時半からは監督の五味さんと枠周りの打合せ、建主さんとテラス周りの打合せを行いました。終了後、昼過ぎに駅まで送ってもらい、大森さんと昼食。検査、作業も無事終わり、ビールと餃子で労いました。大森さんにはこれまで府中の家の模型製作をお願いしてきたのですが、実際に立ち上がったものを見て感激したとのこと。頭の中で考えたものが空間になる建築設計の醍醐味を体感してもらえたようです。食後、分倍河原駅で解散し、14時には事務所に戻りました。

サッシが取り付き、外の様子がチラチラ見えてきました。
こちらは寝室の大きな開口部です。
建築金物検査。柱脚のホールダウン金物と柱頭金物。
外壁下地のダイライト貼り。
施主塗装の様子。お施主さん(左)と借りもので完全装備の大森さん(右)。
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府中の家 現場監理③ 上棟

2022.9.13

8/29 晴れ

午前中、府中の家(東京都 戸建て住宅 新築)の現場監理です。基礎工事が終わり、土台敷きが始まるタイミングで伺いました。友伸建設の五味さん、一戸さん、大工の吉川さんが土台敷き前の墨付け中です。基礎の状態を建主さんと確認。スラブにできた乾燥収縮によるヒビ割れには、エポキシ樹脂を注入するように伝えました。建主さん、五味さんと打合せをしてから昼前に駅まで送ってもらいました。

庭から見た基礎。鉤型をしています。


9/13 晴れ

不安定な天気が続いていた9月上旬、雨で2回延期となりましたが、この日は朝から晴れ。3度目にして棟上げ出来ることに。

10時過ぎに現場に到着。友伸建設、大工さん、鳶さんなど8人で作業中です。旗竿敷地で重機は使えないため、手運び、手で持ち上げての建て方です。すでに隅木が取り付き、登り梁がかけられていました。あらかじめ床には合板が敷かれていたこともスムーズに進んだ要因のようです。

心配していた隅木と柱、桁梁も特注金物で納まりました。構造材はほぼ埼玉県飯能市の杉で西川材とも呼ばれる地域材です。天然乾燥材のため、色味もよいです。

昼休みに建主さんと窓の位置を確認。実際に構造材が立ち上がることで、内外の関係がイメージしやすくなりました。13時前に駅まで送ってもらい、事務所に戻りました。

構造材は西川材。天然乾燥で色味もよいです。
桁梁と登り梁。登り梁は455mmピッチでかかります。
隅木と柱、桁梁、登り梁が交わります。
仕口は特注金物で受けています。
上棟の手土産に頂いたバッグ。建主さんの手描きスケッチ付き(笑)
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