7/26 雨
府中の家(東京都 戸建て住宅 新築)の現場監理です。監理業務として基礎施工図や架構施工図は打合せやチェックは進めていますが、現場に来るのは建物配置の確認以来です。
この日は10時過ぎから根切り底の確認。形状やレベルが所定の寸法であることを確かめました。今週後半にはGRRシート工法という地盤改良を行い、基礎工事を進めていきます。
6/23 曇り
見積調整を進めてきた府中の家、無事内容がまとまりました。
この日は地鎮祭です。工事の施工は友伸建設さん、造園は風(ふわり)さんが行います。前日の雨は上がり、しっとりした地面の上で工事の安全祈願を行いました。終了後、近隣挨拶を行い、隣の娘さん宅で工事請負契約を結びました。建築確認申請が下りるのを待って着工します。
こちらは模型写真。減額調整で規模は小ぶりになりましたが、南側にある庭との繋がりはぶれずに大切にしています。
実施設計を進めている府中の家(東京都 木造戸建て 新築)、先日、工事を行う友伸建設さんに再見積図を提出しました。春にまとめた最初の設計案はあえなく予算オーバー。新たに練り直し、「庭と暮らす」というコンセプトは守りながら、規模を縮小しました。弊室でこれまでに手がけた中で最も小ぶりですが、庭との関係性はいい感じになりそうです。予算内に納まることを期待しながら待ちます。
それにしてもウッドショックによる工事費アップは強烈です。木材以外にも、さまざまな建設資材(コンクリート、サッシ、内装材等)に波及していて、トータルで1〜2割はアップしている印象です。従来の坪単価の認識は考え直さないといけません。いやはや大変です。
府中の家(東京都府中市 戸建て新築)は解体工事や地盤調査が進んでいます。
2月。既存家屋が解体され、ブロック塀などの外構も一部撤去されました。移植する植栽は解体工事前に造園工事を行う風(ふわり)さんで一時保管されています。
3月下旬、地盤調査としてスウェーデン式サウンディングが行れました。調査員の方曰く、扇状地として一般的な数値が出ているとのことでした。
府中の家は実施設計をまとめ、先週末見積り依頼を行いました。少し遡りますが、床材を選んだときの話です。
後藤組設計室の床材はヒノキ・スギ・カラマツ・ナラの無垢材が定番です。それぞれ肌触りや表情、価格が違うため、家族構成や用途に応じて使い分けるようにしています。
今回はお施主さんから桐の床でお願いしたい、とリクエストがありました。桐は
・非常に柔らかく、肌触りがよい
・空気層が多いので熱を伝えにくい
・吸湿性に優れ、虫を近づけにくい
・一方で、水分を吸収し、タンニンと反応し、黒ずむ。
などあります。桐ダンスやお菓子の箱にも使われる桐材です。床板にと聞いて、メンテナンスが大変かな?と心配になったのですが、実際に娘さんが桐の床で生活をされていて大丈夫とのことでした。
サンプルを取り寄せて、肌触りや水染みを確認された結果、超仕上げ(木の表面をカンナで薄く削ったもの。無塗装で使います)のものを選ばれました。終の住処の床として優しいものに仕上がりそうです。