新型コロナウイルス感染拡大と連休中の緊急事態宣言の延長を受けて、後藤組設計室では対外的な業務は平日13-17時(土日は適宜)と営業時間を短縮します。事務所への通勤はなく、協力事務所、アルバイトスタッフともリモートでやりとりを行っていますが、子どもの保育園登園自粛もあり、在宅勤務の妻と交代で過ごすことになったためです。
なお、現在進んでいるプロジェクトの打合せはほとんどを電話、メール、Webでのビデオ会議で行っています。新規の設計相談に関しても同じように行っているものの、来所して対面での打ち合わせを希望される方が多いかと思います。その場合、感染予防を行った上で適宜対応しますが、3月からいくつか頂いている問い合わせが緊急事態宣言の解除後に重なりそうです。弊室都合で恐縮ですが、早めに問い合わせいただけるとスケジュール調整上ありがたいです。
1日も早い収束を願っています。
後藤組設計室 業務時間の短縮
5/31まで 平日13-17時(土日は適宜)
※お急ぎの場合は、午前中でも大丈夫です。
コロナウィルスで落ち着かない日が続いている今日この頃。ブログもご無沙汰になってました。おかげさまで後藤組設計室は開室から8年目の春を迎えました。
近況としては、開室以来変わらず住宅設計を中心に行っています。最初のクライアント(二子玉川の家)から再び改修の相談を受けたり、新規の方からの問い合わせもいくつかありました。この春からは非住宅のプロジェクトも始まりました。が、いずれにしても、この騒動で思うように身動きをとれないのが歯がゆいところです。しばらくはテレビ会議などもうまく使って、工夫しながらやっていかねば、と考えてます。
さて、自宅である高津の家は予定より遅れてますが、4月上旬の完成を目指して進んでます。途中経過を全くあげられてませんが、そのうちまとめて振り返ろうかと思います。現在は内装仕上げや器具付けもほとんど終わり、外構工事を残すのみとなりました。4月中旬の週末あたりで完成見学会を考えていましたが、コロナウィルスのための外出自粛で開催するかどうか悩んでいます。いずれにしても、決まりましたらまた告知します。
先日、小田原の麦焼処 麦踏さんにお邪魔しました。春らしい穏やかな陽気で、多くのお客さんで賑わっていました。庭のシンボル、ツバキの木も満開。自分も縁側に腰掛けて、ベーコンエピとクリームパンを頂いてきました。縁側の横では地元農家さんの金柑やレモンなども売られてます。1時間ほどの滞在でしたが、いいリフレッシュになりました。
アルバイトに来てくれてる瀧川さん(日本大学4年生)から、嬉しい知らせがありました。2/8(土)に行われた学内の卒業設計の審査会で、桜建賞(最優秀賞)を受賞したとのこと。年末までアルバイトを続けながら、もがきながらも取り組んできた姿を目にしていたので、報告を受けて私も感無量でした。
審査会当日は私も発表を聞いてきました。以下、ざっくり紹介します。
少しだけコメントするなら、この作品では社会の「生きにくさ・生きづらさ」という大きな課題に、果敢にも建築でチャレンジしています。そう感じている人たちへ、小さくても、何か生きるきっかけになる場をつくりたい、という彼女の切実な想いが滲み出ていました。彼女自身がそう感じて、強い想いをもって真剣に向き合ったからこそ、迫力や説得力があったように思います。清々しさすら感じる力作でした。
先週末、創造系不動産さんが主催された「春のいすみツアー」に参加してきました。
千葉県いすみ市は房総半島の太平洋側にあり、東京駅から特急で70分。10時半に大原駅に集合し、創造系不動産の高橋さん、寺澤さんの案内で事例を見せてもらいました。私以外の参加者もみなさん建築や不動産に関わる方々でした。ツアーではすでに活用されている物件やこれから活用する物件を見て回りました。ちなみに私、いすみ市にはホッケーの試合のため、年に1~2回ほど通っています。
よく晴れて菜の花が満開。いすみ鉄道目当ての乗り鉄、撮り鉄さん(?)たちで賑わってました。
国吉駅に立つ商工会館からみた風景。壮大です。
星空の小さな図書館。オーナーの三星さんに案内していただきました。隣には星空のシェアハウス。
昼食は、星空スペースで三星さんの手作り料理。どれも絶品です。写真奥の「まびき人参」は生で頂きました。
落花生の入ったいすみ米をいただきました。これも美味しい。
元庄屋さんの長屋門。登録文化財でもおかしくない佇まいでした。こちらも新たな計画があるそうです。
ということで、詳しい内容は省きますが、充実した視察ツアーでした。移住した方々の実行力に驚き、また空き家活用の可能性を再認識しました。こうした地方都市、十分にあるストックを活用するプレイヤーをいかに集めるかがポイントのようです。なお、「いすみツアー」は4月、5月も開催されるそうなので、興味のある方は創造系不動産さんのホームページでご確認ください。
先週末の土曜日は板橋区主催の「住まいに関する学習講座」でした。会場は板橋区立グリーンホール。
テーマである「住まいの選択」について、前半はテーラード・デザイン研究所の飯田さんが、後半は私が担当したセミナーです。私は「建築計画」「住宅の性能」「つくる過程」という観点で、これまでの仕事の中から6例を紹介しました。セミナーの中で多くの質問が出たり、終了後にも直接ご相談に来られた方もいたりと盛り上がったように思います。
参加されたみなさん、板橋区住宅政策課のみなさん、セミナーに誘ってくれた飯田さん、ありがとうございました。このセミナーの準備で、私自身もこれまでのプロジェクトを振り返るいい機会になりました。
2時間という限られた時間でしたので、個別に相談したいという方はメールや電話でお問い合わせください。