JIAアーバントリップ@清水

2015.11.4

11/4 晴れ

7時前に二子新地を出て、神田へ。
日本建築家協会(JIA)主催のJIAアーバントリップに参加。
バスの中は40人を超え、ほぼ満席。8時頃出発。
ちなみに、今回の見学のテーマは「国内外の木材の流通拠点・清水に
木材を使用した建物を訪ね、木に期待する設計者の意図を探る」である。
途中の休憩を挟んで、清水駅に着いたのは10時半過ぎ。

JR清水駅前の清水文化会館マリナート
(設計:槙総合計画事務所+大成建設設計共同企業体)から見学スタート。
槙事務所の千葉さんとA.T.nrtworkの近江さんに案内して頂く。
大ホールと小ホールからなる文化会館で、どこも完成度が高いが、
敷地が狭いため、ホワイエの取り方には苦労した印象を受けた。
劇場の舞台や天井、搬入口等の裏方の隅々まで見学させてもらう。

マリナート近くの清水テルサでの昼食と休憩を挟んで、
葵区にある駿府教会(設計:西沢平良建築事務所)へバス移動。13時半頃から見学。

前々から見たかった建築であり、しかも西沢さん本人の説明も聞け、ラッキーだった。
木造の教会だが、中の礼拝堂は特に音(電車が近くを通る)と光には配慮したとのこと。
壁は76cm、屋根(トラス梁含む)は130cmであるが、その分静かで
トップライトからの光がふわっと広がる、美しくて居心地のよい空間だった。
仕上材も効果的でパイン材も中の柔らかい雰囲気を創っているように感じた。
外部のレッドシダーと一転しているところも、効果的だと思う。
礼拝堂に落ちる光は午前や昼で違うようなので、またいつか体感してみたい。

再びバスで、草薙総合運動場体育館(内藤廣建築事務所)へ。
内藤事務所の福原さんから、会議室で工法や工事過程のスライドを見せてもらい、
その後でぐるっと体育館を見て回る。集成梁を楕円状に並べた特徴的な内部空間である。
体育館ということもあって、プラン自体はシンプルだが楕円を取り入れたことで、
細部の微調整は大変そうだったが、力強い内部空間が現れていた。
途中で怪我をされた方がいたため、少し早めに見学は切り上げることに。

20時頃に着いた渋谷途中下車して、そのまま二子新地に戻る。
密度の濃い見学旅行だった。

Category: そのた
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