結婚式@名古屋

2015.10.10

10/10 曇り

9時頃に二子新地の家を出発。妻と新横浜経由で名古屋へ。
名古屋駅に到着後、駅前のビジネスホテルにチェックイン。
1時間ほど休憩してから、歩いて結婚式の会場の河文へ移動。
大学の友人の結婚式。研究室の友人たちも既に来ている。

上の写真のようにコの字に囲まれた屋外の舞台で、
生演奏の琴の音が響く中での、人前式が行われた。
水盤と柳の使い方が斬新。当然、雨が降れば室内に変更だろうが、
この屋外を選んだ2人の大胆さに感心した。天気がもってよかった。

披露宴は隣接した水鏡の間(上の写真の左側)で行われたが、
ここはホテルオークラの設計などで有名な谷口吉郎氏の設計。
素敵な披露宴で美味しい和食をいただいていたが、
サプライズで振られて気の利いた一言が言えず、あえなく撃沈。

途中、同じテーブルの友人から、
後藤組設計室のHPやブログの内容について指摘される。
言いにくいことをハッキリ言ってくれたことに頭が下がる。
披露宴は19時過ぎに終了。そのまま関西に戻る友人たちと分かれ、ホテルへ。
近場で飲み直そうと思うも、そのまま寝てしまう。

10/11 曇り

8時過ぎにホテルを出発。
名古屋駅のロッカーに荷物を預けてから観光へ。
栄の周りで2件モーニングをハシゴしてから、
明治村行きのバスに乗る。およそ1時間で到着。

3連休の中日ということもあってか、園内は賑やか。
自分たちのように建物目当ての人もいるだろうが、
それ以上にペンを片手に、イベントに参加している人たちも多くいる。

12時から3時間、ほぼ休まずに見て回る。
明治時代という西洋文化の導入期のせいか、建物自体には不思議な点が散見された。
ただし、どれもよく配置が考えられていて(東側の入鹿池や地形の高低差の利用)、
園内を歩きながら見る外観も、建物の中からの風景も移築とは思えない程しっくりくる。
大きく育った樹木もしっかり手入れされているのだろう。
総じて、建物を大切に保存している様子が窺え、好感が持てた。いつかまた再訪したい。


聖ヨハネ教会堂(京都 設計:J.M.ガーディナー)
:木の架構の見応え有り。小高い場所にあり、アプローチも楽しめた。


学習院長官舎(東京 設計:不明)
:回遊出来る独特の間取りで、縁側に面した広間。
北側の出窓はキッチン。中に入るタイミングが合わず、外からのみ見学。


呉服座(くれはざ)(大阪 設計:不明)
:いわゆる芝居小屋。ガイドツアーに参加して、客席や舞台だけでなく、
奈落(廻り舞台の下や花道の下)なども見学。


帝国ホテル中央玄関(東京 設計:F.L.ライト)
:噂通りの気持ちのよい空間。玄関ロビーのみの移築だが見応えは十分。
柔らかい大谷石の内装とそこから漏れる光に囲まれた、回遊できる空間は居心地がよい。
2Fの喫茶室休憩したかったが、長蛇の列で断念。
ちなみに、移築のために構造はRC造からSRC造に変更、
外壁のタイルや石は一部PC版による再現(様式保存)とのこと。
(『帝国ホテル復元記(西尾雅敏著 2010年発行)』)

15時発のバスで名古屋駅へ。
構内で遅めの昼食をとって、新幹線で二子新地に戻る。

Category: そのた
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