9/3 くもり
ストックホルム滞在2日目。時差ボケで3時半頃起床。日記作成とかインターネットで行きたい場所の検索などをして朝を迎えました。
泊まったドミトリーのあるガムラスタン。
雨水用に溝が切られた石畳。
午前中は森の墓地のガイドツアーまで時間もあるので、ストックホルム市庁舎(エストベリ設計)のガイドツアーに参加。9時から。
市庁舎への橋の上から撮った写真。巨大です。
高窓から光が差し込む青の間。ノーベル賞の晩餐会が行われるそう。レンガ造です。
内部は市庁舎というより、宮殿を思わせる壮大なつくり。
1時間ほどで終了。急ぎ足で、昨日と同じように、森の墓地へ向かいました。
これは最寄りのスコークスシュルコゴーデン駅。森の墓地はガイドツアーの始まる10時半少し前に到着です。
昨日申し込んだガイドツアー、写真のガイドさんが英語で案内してくれます。
丘の上からみた礼拝堂。佇まいがなんともいい感じです。
ベビーカーを押している家族や老夫婦が多い印象。地元の人かな。
2つの礼拝堂は内部を見学させてもらいました。
昨日と同じビジターセンターで小さなサンドイッチで昼食。森の墓地、2日続けて来ましたが、新たな発見もありました。また訪れたい。
再び電車で移動。14時から市立図書館(G.アスプルンド設計)へ。
アプローチから。
階段を上がっていくと、フワっとしているけれど、神々しい、本の重みと光の軽さが対照的な場所でした。素晴らしい。
階段や手すりのディテールも見応え有り。少ししてS君と合流。研究者のS君は日常使いでこの場所を利用しているそう。羨ましい。1時間ほど館内を見学してから、中央駅近くのアイスバーへ移動。
こちらはスウェーデン北部、ラップランドの天然氷を使った-5℃の室内で、防寒着をつけてカクテルを飲みました。アトラクションとしての施設ではありつつも、環境問題にも触れていました。積んだ氷へのライティングや磨かれた氷なども印象的です。アイスバーの後S君と別れる。
アイスバーの入ったホテルのおばさんが薦めてくれた美術館へ歩いて向かいました。
そのアイスバー横のホテル。インテリアが独特でした。
ストックホルムは島々から成るので、橋があちこちにあります。
徒歩20分くらいで16時半頃到着。ストックホルム近代美術館(R.モネオ設計)です。
各室にトップライトが付いています。
建築の企画展が面白く、1時間ほど見学しました。ミュージアムショップで珍しい三角スケールを購入。
市内へ戻って、19時S君宅へ。お手製の夕食でもてなしてくれました。昨日に引き続き、楽しい時間を過ごしましたが、ついつい長居してしまい、22時頃、お礼を言ってお暇する。宿のあるガムラスタンへ歩いて戻りました。
9/1 晴れ
14時頃二子新地発。
17時50分成田空港発のタイ航空で北欧研修旅行へ出発。
機内食はもちろんタイ料理。ピリ辛でビールによく合って美味しい。
タイのスワンナプーム空港に22時半に到着。乗り換えて翌1時頃出発。
スワナプーム空港はダイナミックな空間が印象的。間接光も雰囲気がある。
外気温が30度で蒸していたのに空港内は寒いくらいで、エネルギーロスは大きそう。
機内では映画4本を観て1冊本を読んだが『gifted』が特によかった。
9/2 晴れ
予定通り翌朝6時40分頃、スウェーデンはアーランダ空港に到着。
入国審査を済ませてから、バスで1時間半、ストックホルム中央駅に移動。
待ち合わせまで時間があるので、中央駅周辺を散策することにした。
歩ける距離にトックホルム市庁舎があったのでサラッと見に行く。
赤煉瓦とツタのコントラストや中庭越しに見える港の景色が美しかった。
中央駅に戻って、9時にS君一家と合流。1歳の息子くんを連れて奥さんと3人で来てくれた。
大学ホッケー部の同期で今はストックホルムの大学で生物の研究を行っている。
息子くんは覚えたてなのか、電車電車と連呼している。
4人で電車に乗って森の墓地へ向かう。10時半頃到着。ここはずっと訪れたかった場所の1つ。
墓地というけれど公園のように入りやすくておおらかな場所。
石畳や緑の起伏をバギーを押しながら歩く。土曜日にも関わらず、それほど人も多くなく、
散歩をする人や自分のように見学に来たと思われる人とかがまばらに歩いていた。
明日も来るので全体を何となく歩き回って礼拝堂も外から見学。
軽食をビジターセンターで食べて、13時頃中央駅に戻る。
近くのレンタカー屋へ移動。ここからはS君の運転でストックホルム南の郊外にある
夏の家(G.アスプルンド設計)へ向かう。が、ここからが大変。ナビが目的地を認識せず、
乗るはずの高速道路に乗れず反対に向かったり、ロータリーからうまく降りられなかったり。
途中からカーナビに頼らず、iphoneのGPSに頼るも、最後はご近所さんに助けてもらって
ようやくたどり着いた。
到着は予定より1時間遅れて16時頃。アスプルンドのお孫さんであるシャルロッタさんが
コーヒーとマフィンを出してくれた。レクチャーとガイドは内部と外部を40分ほど。
後はゆっくり見てよいと言ってくれて鍵を預かって見学させてもらう。
切り妻の木造平屋の住宅をズラして配置した単純な構成。
リビングはもちろんテラスや食堂など気持ち良い場所がいくつもある、これぞ配置の妙。
考え抜かれた配置計画だと思う。北側の岩に南側の海と敷地を選んだ時点で、この形がすでに
あったのかもしれない、非常に説得力のあるプランだと思った。
帰りはナビも道を認識。あっさりとストックホルムまで戻る。レンタカーを返却して、
19時頃夕暮れが美しい海の景色を眺めながらガムラスタン(旧市街地)へ移動。
ホステルへのチェックインを済ませて近所にあるレストランへ着いたのは20時過ぎ。
S君が予約してくれた地元の人気店。土曜日ということもあってすでに満席。
日本料理のテイストを取り入れたコース料理。ピルスナーで乾杯し、赤ワイン、白ワインと
ボトルを入れ、互いの近況について語り合う。お互いにここ数年が頑張り時か。
店の内装も独特で面白い。濃い色の内装にペンダントライトとブラケットライトの照明計画。
曲げ木の椅子も座り心地がよかった。23時半頃解散。
帰り道、すでに閉まった店先もディスプレイが魅力的でいくつか見入ってしまう
そんな石畳の通りだった。ホステルへ戻ってすぐに就寝。