新篠津の家
敷地は北海道の新篠津村。周りに田畑が広がるのどかな場所ですが、冬には日本海から石狩平野へと吹き込む北西の風が強く、積雪も非常に多い厳しい環境でもあります。手の届く範囲の広さで、手を加えながら暮らしていきたいという30代のお施主さん。限られた予算で、簡素な住まい方を支える質実な空間が求められました。
風除室を兼ねた土間、居間/台所、個室、水回りが単純な切り妻屋根の下にある一室空間のような小さな平屋です。登り梁は道内で手に入る4mの無垢材を手刻みで加工し、組上げました。それがそのまま外部へと跳ね出し、深めの軒をつくっています。これは夏場の日ざしは遮りつつも冬場は多く取込むことや積雪から建物を守るためのものです。耐久性のある外壁の道南杉は傍に立っている古い納屋に倣いました。
今後この住まいが住人とともにどう変わっていくか、ささやかな期待を込めて見守っていきたいと考えています。
| 所在地 | 北海道石狩郡新篠津村 |
|---|---|
| 用途 | 専用住宅 |
| 工種 | 新築 |
| 構造 | 木造平屋建 在来工法 杭+布基礎 |
| 敷地面積 | 1912㎡(578坪) |
| 建築面積 | 59㎡(18坪) |
| 延床面積 | 59㎡(18坪) |
| 工事費 | 1000万円台中盤 |
| 設計監理 | 後藤智揮(後藤組設計室) |
| 構造設計 | 村田龍馬 小坂大和(村田龍馬設計所) |
| 施 工 | 後藤武志(後藤組) 田中四郎(棟梁) |
| 設計期間 | 2015年9月-2016年3月 |
| 施工期間 | 2016年4月-8月 |
| ごも日記 | 「新篠津の家」編 |
| 仕様概要 | 断熱性能等級4、壁量:耐震等級3 屋根:ガルバリウム鋼板横葺+通気層+スタイロフォーム3種B 計t=120mm(屋根断熱) 外壁:道南杉下見板貼+通気層+スタイロフォーム3種Bt=40mm +高性能グラスウール82.5mm(外貼断熱+充填断熱併用) 床 :ナラ無垢材、基礎:スタイロフォーム3種Bt=75mm(基礎断熱) 暖房:灯油温水ファンコンベクター |
| 受賞 | 日本エコハウス大賞2016 奨励賞 |


